「華恋ちゃん怪我は!?」 「大丈夫です。」 私に心配そうに聞く風音の母親に、 私はそれだけ答えた。 「さぁ華恋、来て。」 風音が満足そうに私に向かって両手を広げる。 「風音!!」 「うるさい。出ていって。」 「かざ……、」 「出ていってって言ってるでしょう?!」 風音が近くにあった花瓶に手をかけた。 きっと、母親めがけて投げる気だろう。 私は素早く風音に近づいた。