コンコン♪


「誰?」

「怪盗Vです。」

「V……!!入りなさい!!!!!!」


言われるがままに案内された部屋の中に入った。

だだっ広い空間の中心に、
天蓋つきのキングサイズの真っ白いベッド。

その中で、華奢な少女が私を見て瞳を輝かせた。


「おかえりなさい、怪盗V。」


この人が、私の主。


「ただいま戻りました。」