「公務執行妨害罪。」

「私は目の前にいる公務員に指示されてやっただけですー。
っていうか、暴行・脅迫なんてしてないし。」

「いや、中年おやじに激しい運動をさせるのは、立派な仕事妨害だ。
大体、俺はまだ公務員じゃありませんー。」

「屁理屈。」

「お前がな。」


私たちは同時にプッと笑った。


「俺たち、似てるな。」

「まぁね♪」

「年齢、いくつ??」

「いくつに見える??」


私は素直に質問に答えずに、ニコッと笑って聞き返した。