「―ん、華恋!!」

「んッ……。」


声が聞こえて目を開けると、心配そうな顔をしたお母さんがいた。


「ん……ご飯?」

「えぇ……。」


私はお母さんに心配をかけないようにニコッと笑った。


「すぐ下に行くね。」


私はお母さんが部屋を出ていくのを見てから、
一回深呼吸をして、
リビングへ向かった。