「華恋??」

「ごめん、ボーッとしてた!!」

「んもー!!」


桜が膨れる。

放課後、私たちはカフェに来ていた。


「ごめんごめん。」

「桜がね、生の怪盗Vを見たいんだって。」


……いますけど、ここに。

とは言えないから、
嫌な予感を感じつつとりあえず頷いてみる。


「うん。」

「だから、みんなで見に行かない?って。」

「は、はぁ?!」