『キャーー!!!!』 廊下から、鼓膜が破れるくらいの黄色い声が聞こえた。 私たち四人は顔を見合わせる。 「来たねー。」 「氷のプリンス。」 「今日も取り巻きが凄いこと。」 「っていうか、うるさい。」 どんどん近づいてくる声。 ガラガラッ。 教室のドアが開いた。 それと同時に入ってくる美青年。