「あながち間違いではないけど。」 「ほら。」 私は得意気にそう返した。 「いいから、龍樹って呼べよ?」 「えー。」 「えー。じゃねーよ。」 「龍樹。」 「良くできました、華恋。」 ドキッ!!!!!! 不意に呼ばれた名前に、 ドキッと心臓が跳び跳ねた。 不可解に熱くなる頬。 何……これ。 なんか、凄く、 暖かい。