それから2日が経った。
あんなことがあったけど
陽翔はいつも通り笑ってくれる。
いつもの廊下で。
そして今日は忘れたかったが
忘れられなかった陽翔の誕生日。
特にプレゼントとか用意してないし。
別にあんな奴、何でもない。
とか思いながらも
あたしの鞄にはいちご牛乳が入っている。
本当にあんな奴…
何でもないのに、どうして。
はあ、とため息を吐きながらも
あたしは家を出た。
「いってきます」
「気をつけるのよ」
あまりにも天気は良すぎ、
何だか陽翔を祝っているようで
変に嫉妬してしまう。
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