そしてあたしは思う。 あたしの颯のこの傷も… いつかは恋で癒せるのかな、と。 まだ颯のことが好きだから そういう気にはなれないけど。 きっといつか新しい人が。 「またいる」 「それはこっちの台詞」 あたしの隣に立っていたのは あのお節介野郎だった。 雅に着いていくとあたしはだいたい こいつと廊下で話すことになる。 嫌じゃない。 だけど颯以外の男子には 全く免疫がないため、 つい冷たく当たってしまう。 お節介野郎、まだ心配 してくれてるのかな? …なーんて。 絶対あり得ないし。