陽翔は追いかけてこない。 心のどこかで 追いかけてきてほしい自分と 喋りかけないでほしい自分が 二人いて、喧嘩している。 喧嘩して、ぶつかり合って 等の本人はわからなくて。 だからあたしはただ歩いた。 何もかも忘れたくて 風をきるように歩いた。 気づいたら、走っていた。