愛と銃と。



陽翔は追いかけてこない。

心のどこかで
追いかけてきてほしい自分と
喋りかけないでほしい自分が
二人いて、喧嘩している。

喧嘩して、ぶつかり合って
等の本人はわからなくて。


だからあたしはただ歩いた。

何もかも忘れたくて
風をきるように歩いた。



気づいたら、走っていた。