「 そーいえば広人と二人で
どっか行くのって
初めてだったよね
なんかすごい楽しみに
なってきた 」
親の命日なのに
「 おまえ今日
やけに明るいな 」
「 そりゃ 嬉しいんで 」
ほんとに嬉しそうだったから
このままでもいいか・・・
「 じゃあ15日は
よろしくね 」
そのままお互いの教室にわかれた
放課後
帰るときもしつこく
「 ほんとにいいの? 」
とか
「 遅刻とか無しだからね? 」
とか、海外に旅行するときみたいな
テンションで何度も確認してきた
そのつど 俺がわかったからと
返事をかえすと
子どもみたいに喜んだ
そして、当日-------
