キミの隣で笑おう【完結】





「そっ」




素っ気無くそう言って、背中を向ける空。




「んだよ、お前から聞いて来たくせに」


「うるさいなぁ、蒼が何かくっさいこと言うから暑いんだよこっちは」




……確かにクサいことは言ったかもしれない。


けど、暑いってどうなの。


意味わかんない。




「ねむ」




一言そう零して、空は枕に頭を沈める。




「寝るか」




俺もそう言って、目を閉じる。




「おやすみ」


「おやすみ」




どちらともなくそう交わして、俺達は眠りについた。