気合入れ過ぎてもアレだし…これでいいよね?


て言うか、良いんだよ!


気合入れても、蒼にはいつものテキト~…なあたしを見られてるわけだし。


…って、何こんなこと考えてるんだろう。


どうしたって、何したって、蒼にとってはあたしはただの幼なじみで。


それ以上になることは無いのに。


その瞳に映ることは無いのに。


それでも…それでもあたしは……蒼が、好きなんだ。










その後、リビングに戻り、朝ご飯…もとい昼ご飯を平らげた。


また洗面所へ行って歯を磨き、ある人を待つ。




――ピンポーン




チャイムの音がして、あたしは玄関の扉を開けた。