キミの隣で笑おう【完結】






――キーンコーンカーンコーン




突然なったチャイムに、美恋が不満そうに言葉を漏らす。




「え、チャイム?!もう授業終わり!?嘘でしょ!!!?」


「何焦ってんだよ。別にもう行くとこ決まったし、いいんじゃねぇの?」


「イイわけないじゃん!この学校、自由時間ばっかしかない代わりに、5日間の予定ビッシリ書いて提出しなきゃいけないんだから!!」




美恋のその言葉に、俺と空がは?と表情を曇らす。




「…書くような紙、貰ったか?」




俺がそう聞くと、知那が「ここに…」とおずおず俺等の前にチラつかせた。




「…マジ勘弁~…」




空が呟いた一言に、同感、と一言。


つーか、5日間の予定って…ぜってぇ学校だけで書ききれねぇし……