でも美恋は、やっぱりわからないらしい。 「んんっ…っっ!!」 俺の胸板を叩く。 俺が唇を離すと、美恋はその小さな口を開けて、肩で息をした。 なぁ?どうしたら…俺の気持ちが伝わる? こんなにお前が好きだって気持ちが。 こんなにお前が愛しいって気持ちが。 こんなにお前が欲しいって気持ちが。 どうしたら――…伝わるんだ?