「美恋!起きて!朝だよ~」


「……おはよ。知那、早いね…」




翌日。


時刻は6時。


いつもなら考えられない時間に、あたしは知那によって叩き起こされた。




昨夜、肝試しはそのまま特に何もなく終わりを迎え、疲れ切ったあたしは部屋に入った瞬間睡眠に入ったはず。


なのにあたしよりも後に寝たはずの知那がピンピンしてる。


隈もなく、元気いっぱいだ。


だけど…だけどね?


あたしは元気じゃないんだ、まだ寝ていたいんだ。


てことで……




「おやすみ~」