海の家に着くと、カップルがとにかく沢山。 だけど、その中で異質な声。 ふと聞こえたそれに、俺は近付いていく。 「ねえ、一人~?可愛いねェ、遊ばない?」 「え、あの、あたし…」 「いいからいいから」 見えたのは案の定ナンパしている一人の男と、そして美恋。 「ちょっと」 そう声を掛けて、美恋の腕を引く。 「蒼…」