キミの隣で笑おう【完結】





海の家に着くと、カップルがとにかく沢山。


だけど、その中で異質な声。


ふと聞こえたそれに、俺は近付いていく。




「ねえ、一人~?可愛いねェ、遊ばない?」


「え、あの、あたし…」


「いいからいいから」




見えたのは案の定ナンパしている一人の男と、そして美恋。




「ちょっと」




そう声を掛けて、美恋の腕を引く。




「蒼…」