「それで、どうして犬に辿り着くんだよ」 「だって犬なら、 堂々と先輩の隣に居れるでしょ?」 後輩じゃなくて、もっと傍に。 そう、彼は言う。 「他にもあるだろ!犬じゃなくて!」 「何があるって言うんですか! 犬以外に!」 ……どうして犬にこだわるんだ。 そっちの方が俺は無いと思うのに。 「恋人とかあるだろ!」 俺がそう叫ぶと、彼は固まった。