涼葉side



♪♪♪〜

♪♪♪〜


朝方の静かな部屋の中に、威勢のいい携帯の着信音が鳴り響く。


「…誰だよ…」


電話の相手が誰かなんて、だいたい想像はつく。


眠たい目をこすり、
私は通話ボタンを押した。