光をもとめて


ユキちゃんは躊躇いなくあたしの隣に腰掛けた。


『誰かとつるむのってめんどくせぇんだよ』


無表情で冷たく言うユキちゃんに何故かあたしは警戒心を抱かなかった。


どこかあたしと似てると思ったから…。


『…あのさ、学校でお前見かける度に思ってたんだけどさ』


『…何?』


ユキちゃんがあたしのこと見かけてたことにビックリ。全然あたしには気づいてないと思ってた。