それからすぐに真白は仕事に行って、あたしは家に帰った。


さっきから何だかいつもと違う感じがあった。


何か温かいものが心に残っている…。


真白は大嫌いっていうか苦手な奴なのに、何故か本当に嫌だと思ってないあたしがいる。


これが“ホスト”って仕事で磨き上げたアイツの腕なのか…。


…て、あんな軽い男なんかに気を許したらダメだ。


アイツはあたしに同情して構ってくるだけなんだから…。