光をもとめて


恥ずかしくなって顔を伏せるあたしに、真白は笑いながら「食えよ」と言って料理をあたしの手前に置いた。


さっき全力疾走したし、晩飯も食ってなかったしで我慢出来なくなったあたしは、


「……いただきます…」


呟きながら小さく両手を合わせてカルボナーラに手をつけた。


「沢山食べな綾都ちゃん」


真白は煙草を吸いながらパスタを食べるあたしを見て微笑んでいた。


「…あっ。あたし今日お金持って来てない」