光をもとめて


――――高1の梅雨時。


いつものように、片手に缶ビールの入った袋を持って、夜の公園に来た。


いつもと変わらない、夜の過ごし方になるはずだった。


『お嬢ちゃん、こんな時間に一人で何してるの?』


一人の中年男が、ブランコに座っている小学生くらいの女の子に話かけていた。


けれど、女の子は一言も喋らず、動じもしてない。ようするにシカトしている。


『もしかして家出したのかい?だったらオジサンの家に泊まっていくかい?』


男は気色悪い笑みをしながら、女の子の手首を掴んだ。