援交してた時は、楽しい気持ちなんてあるはずはなく、いつも自分の心が無くなっていくみたいだった。 あたしの中はすでに空洞で、血すら出ないほど乾ききっているかのようだった。 目に映るのは灰色の景色。 何一つ色を写さない。 ……いつも…、自分はいつ消えることができるのかなって思ってた。 死ぬ度胸もなく、生きてく希望も何もないのに、生かされていて……。 援交してた自分に未来なんて見えなくて…、未来なんて考えたくなかったし、信じられなかった。 …真白に会うまでは――