職員室から出ると、中原が腕を組んで壁にもたれていた。 中原はあたしに気づくと、皮肉に笑いながら近づいて来た。 「人の彼氏に手を出すからよバァカ。 さっさとここから消えてくんない? アンタなんてどうせ、いてもいなくても同じなんだからさ」 嘲笑いながら吐き捨てると中原はすぐに廊下を歩いて行った。