陣平に連れられて来たのは古びた感じを出したラーメン屋だった。


「やっぱレストランとかのほうが良かった?」


席に座り、メニューを見ていると陣平が話かけてきた。


「んーん、堅っ苦しい所って苦手だから。それにあたしラーメン大好き!」


「良かった。この店のイチオシは豚骨ラーメンなんだよ」


「そーなの?じゃあ、あたしそれがいい!」


はしゃいだような声を出すと、陣平も同じメニューをすぐに注文した。


…にしても、ホストでもラーメン屋に来るんだ…。なんかすんげぇ以外。