光をもとめて


「私がパパに一言言えば真白は簡単にクビできるってことよ。


真白がホストとして今まで築き上げてきたものを壊してもいいならそれでいいけど、


それが嫌なら私と真白の邪魔しないで!


…二度と真白に近づかないでっ!!」


「――――!」


中原は自分の肩をわざとあたしの肩にぶつけてトイレから出て行った。


あたしの頭の中で中原の言葉がずっと繰り返し流れていた。


何も考えられなくなり、しばらくトイレに突っ立ったままだった。