「来年、うちの弟が行く予定だからよろしく」
「えーーー!壱君、常陽に入るの?」
「まぁ・・受かればだけどね」
「やったぁ~もうこっちさ、イケメンぜんぜんいないから困ってるの。
よかった~~壱君入ってくれてマジ助かる」
「それって壱がまるでイケメンみたいな言い方じゃない?」
「え?そうでしょ?勉強出来てかっこよくて。もう王子様みたいじゃん」
「そうかぁ?」
「そうだって、あんたは近いからわかんないのよ!
ところでなに?そんなことで電話してきたの?」
そうでした
すっかりおしゃべりに夢中になってて当初の目的を忘れるところだった。
「あのね、実は卒業アルバムのことで聞きたい事あるんだけど」


