君へ願うこと




大体、あの人から愛を教えてもらうなんて



無理無理、絶対に無理


「あ、カレシだ・・」


ケイの言葉に視線を移してみると。


いつもは休み時間も席に座ってる市ノ瀬君がなぜか立ち上がって
教室の入り口に向かう。


市ノ瀬君を待っていたのは・・


「もう!しっかりしてよね!」

「ごめん」

「本当だよ。こんないい幼なじみをもって感謝してよね」

「あぁありがとう、牡丹」