必死に首を左右に振るとじりっと砂の音が聞こえて さらに距離が縮まる。 「なら返事は?」 ちょっと、この人 怖いってーーーー!! 「如月さん」 バン!!! 「ひぇっ!!!」 とうとう逃げる場所がなくなったあたしは身動きとれずにただ下を向く。