君へ願うこと




あ..振り向いた、


そう言った市ノ瀬君の


今まで見たことのない、優しい笑顔が


あたしの胸にまっすぐ突き刺さって来る。


どきどきどき


心臓の鼓動がどんどん速くなっていく。


何、コレ


何あたしこの人相手にどきどきしちゃってるの?


「紗和..」


やだ、そんな優しい声で名前、呼ばないでよ



「な、何よ!」


そんな風に呼ばれたら

ちょっとでもあんたのこと...



「パンツ見えてる」

は....?