「責任、取りなさいよ!!」 「如月、さん」 市ノ瀬君の人差し指がすっと伸びて涙をぬぐってくれる。 その指はひんやりと冷たい。 「いいの?これから遠距離になるんだよ」 「そんなの構わない、さっきまでの辛い日に比べたらこんなの どうってことない!!..だから」 だからお願い あたしを受け入れて―――― ぎゅっと目を瞑ると