君へ願うこと



そう


あたしとは意地でも二人っきりで話さないって訳?



だったら..


だったら




「ちゃんと人の話を聞け、この、嘘付きメガネ!!!」



あたしの声が教室中に響き渡る。



先程まであんなに賑やかだったのが一瞬で静かになる。



「分かったよ」


市ノ瀬君がようやく分かってくれてあたしを教室から連れ出した。





「あたし、納得なんか出来ない」