君へ願うこと




嘘、だよね?


何かの聞き間違い、だよね。



市ノ瀬君が転校なんて..


信じたく..ないよ。




教室に向かうはずだった足は


フラフラと


目的もなく勝手に動く。



何も考えられない


考えたく..ない。




「...マジかよ!!」


「だってさ...」


遠くで聞こえる、男子の楽しそうな会話。


「そういえばさ、お前何でカノジョと別れたんだよ」