顔を上げると、きれいな瞳にぶつかる。 整った顔。 まっすぐな瞳。 あたしのカレシが今こんな人なんだって 思えば思うほど緊張してきて。 「ば、バカじゃないの!!もう帰る!!」 「如月さん、引っ張らないで」 いつの間にか市ノ瀬君を引っ張って歩いていた。