君へ願うこと




「ご、五人も!?ってか他人の会話を盗み聞きしないでくれる?

篠原さん!」



「あら、でも情報欲しくなかった?」



いきなり現れたのはまたも現実しか見てない友人。


いや、いらないってわけではないけれど。



「いや、よく教えてくれた、小梅!」



あたしとは反対に握手を求める恵子ちゃん。

しかも篠原さんまで握り返してるし。



「佐藤さん、何度も言ってるけれども名前で呼ぶのは止めてと言ってるでしょう。
ま、何か欲しい情報があったらいつでも言ってちょうだい」



な、何なの、この二人は!!



「それにしてもさ。あんたが彼氏を持ったっていうことは、
“あいつ”の事は諦めたんだ」