君へ願うこと



言われるがまま顔を上げると



その先には楽しそうに話す牡丹ちゃんと市ノ瀬君の姿が目に入る。


「なに、あれ」


「紗和?」



心の中にモヤモヤしたものが広がる。


市ノ瀬君


あたしといる時はあんな顔しない。




ブチブチブチ



「ちょっとーーー紗和、あんた何やってんの!」


「如月さん、シャーペンの芯折りすぎです!!」