君へ願うこと





        ※※



「それで?それをそのまま受け入れたわけ?」


翌日。


学校に着いてすぐに相談したあたしに


呆れた声が返って来た。



「だ、って・・そうしないと帰れなかったんだもん」


はい、皆さん、ここで考えてみて?


近づかれて逃げられなくて



その状態を2時間だよ!2時間!!



相当粘ったよ、あたし!


ナイスファイトだよあたし!


もう自分を讃えていいよ。



「いや、そこ褒める所じゃないし、そんな得意気に言っても意味ないし」



全く現実しか見てない友人の言葉は本当に..

少しはねぎらいの言葉とかないの?




「まぁでも顔はいいからね~」