君へ願うこと




「如月さん..やっぱり何かあった?」


「..市ノ瀬君?」


気が付くとお祭りの場所から少し離れた場所に来てた。


遠くではまだ楽しそうな音がかすかに聞こえてくる。



「迎えに行った時もそうだったし・・・それに今も」


「それは..」


柳君が


「やっぱり柳君に何か言われたんだ」


顔付きが一瞬で険しくなる。


「ちが..」


違うなんて否定できない


さっきの柳君の言葉

なかった事に何てしたくない。


なのに


まっすぐ市ノ瀬君の見つめる瞳が

あたしを掴む腕が


熱くてじりじりと体温が伝わって来る。