君へ願うこと



神社では既に出店が並んでいて。



あたしと同じように浴衣を着た女の人達で溢れている。



カップルで来てる人


友達同士で来てる人。


親子で来てる人。



沢山いる人達の中で


あたし達はどういう風に見えるんだろう。



「如月さん、逸れるよ」


「あ、うん」


ぐいっと引っ張られて、そのまましっかりと手を繋がれる。


どきんと胸が高鳴るのは


あたしが市ノ瀬君を意識してるからなんだろうか。