隷従執事の言いなり



結局、先生が助けを呼んでくれたお陰で碧は助かったんだけど。

あの後碧はこっぴどく怒られたらしくて。
暫く私達は会う事を禁止された。

そして、次に会った時には、


『つばき様、先日は申しわけありませんでした』

今の碧になっていた。



碧に何があったのか分からない。
ただ、怒られた事が原因ではないって事は確か。
だって、碧は何度敬語を使えとか椿様かお嬢様って呼べ、って注意されたって、二人きりの時はそれを破っていたから。




だから、一度開いた扉が再び閉まったあの時、私は凄く泣きそうだったんだ。


初めて会った時の碧に戻っちゃったみたいだった。


誰にも心を開かないままの、碧に。