その様子はただの友人としては見えなかっただろう。 「あの二人…付き合ってんの?」 「え…でも美那ちゃんと付き合ってるんじゃ?」 そんな呟きがあちらこちらで聞こえた。 保健室のベッドに希を寝かせる。 「ごめんな…希…。お前は俺が守ってやるから…」 眠っている希の額にそっとキスを落とした。