「八木ぃぃい…」 目が涙でぼやける小春に、笑いながら小春の頭を撫でる八木。 「俺もいるんだけど」 「乾ぃぃい…もありがとうぅぅう」 乾は、小春からすぐに目をそらすとすぐに作業に取りかかった。 「小春、良かっね」 「うん!」 作業は急ピッチで行われ、あっという間に終わってしまった。 乾が最初から手伝わなかったのは、調理室で調理していたクッキーが心配だったからだったという。