死神アリス




僕はベッドから降り、そして勉強机の方に向かいカレンダーを探した。


僕の勉強机はいわゆる、『ゴミ山』みたいな感じで、大分前に勉強した時の消しカスやら、学校で配布されたプリントやファイルやら、お菓子の袋や空の紙パックやらがごちゃごちゃと、机の上にどっさりと乗っている。
………まぁ、簡単に言うと、僕の机の上は汚い。


そのゴミ山の中にカレンダーが埋まっているわけだが―――それを探すだけでも結構な労力を使ってしまうような気がする。


あったとしても、とても汚れていて、触る気も起こらないと思う。


……っていうか、そんな回りくどい事をしなくても、一番身近にある携帯にカレンダー機能が付いてるじゃないか…。


何で気付かなかったんだろ…。


僕って何て馬鹿なんだろう、と少し呆れながら、ベッドの側に置いてある携帯を手に取って、携帯の画面を見た。


そして、気付いた。


“あの”日から、もう半年も経っていることに。