ホタルが舞う季節


それから辺りもすっかり暗くなり、


「よーし行くか−!」


気付けば、なぜかきくちゃんまでもが来ていた。


見れば優莉と手を繋いでいるように見えるのは気の所為?


あっ、でもあたしも夕真と繋いだままだ。


「ひかり行くよ。」


夕真がゆっくり歩き出すと、あたしも手を引かれながら歩き出した。