「ちょっと、まてよ。」

優くんが私の手首を掴んだ。

「だって、優くんにとってあたしは只の幼なじみなんでしょ?グスン…
手紙だってだしたのに…」
「昔の約束だって忘れてるんでしょ!? このネックレスもかえすっ。」

ぶちっ。

ネックレスを切った。

夏祭りに優くんが買ってくれた優くんとペアネックレス。

ずっと……、

大切に身に付けていた。