「はよ」
「あら。おはよう翼」
でっけぇ欠伸をしながらリビングに来たのは兄さん。
俺を見るなりニカァッと笑ってガーゼが貼ってある頬を突っついてきやがった。
「痛ぇ…」
「…………」
「痛ぇってば!!」
「おう。ゴメンゴメン」
痛いの分かってんだから辞めてほしい。
「何?その傷…彼女にでも叩かれたか?」
「は?違ぇよ」
「ホントかぁ?」
ニヤニヤ笑う兄さん。何だか、とてもムカつく…。
つか…今何時?
…8…時?8時!?
「やべぇ!遅刻!行ってきます!」
ヤバいヤバい…!
部屋にいた日和を引き連れ俺らは急いで学校へ向かった。


