【短】約束の花火。


…そう言うはずが雅樹のキスで
遮られてしまった。

「結衣…ごめん…
俺、マジ余裕な…

……今度は、私が。

私達が話してる間に花火は
終わっちゃって、辺りは静か。


二人きり…ー。
誰にも見られない安心からか
少しだけ、かなり、大胆になる…。

雅樹も私も、息が上がってるけど
終わる事なんてなくて。

私たちは今までの時間を埋める
ようにキスをした……。



好きな人と、雅樹と、
もう一度結んでくれた花火。

あの花火みたいに、
一緒に輝いていられますように…。

「雅樹…大好き。」
「俺、それより上…」