【短】約束の花火。


雅樹の言葉に、ホッとする。
雅樹は優しい。

私が気を遣わないように。
顔、あんまり見せたくないって
思ってるのも気付いたのかな…?


人通りの少ないところにある
ベンチに座って、そして雅樹が
抱きしめてくれる。安心する。


「雅樹ー…
今日までずっと好きだったよ?
ねぇ、もう1回私と付き合って?」

「…やだー…って言うのは冗談で。」
「びっくりさせないでよ…。」


「…今日までじゃなくて、
これからもずっと…だろ?」