「だったら、 あのお月様のような 黄色がいいよ。 心がワクワクして 踊りたくなるだろ」 タヌキはそう言うと 腹鼓を打ちはじめました。 「そうだね。 だけど、僕には タヌキさんのように 太鼓が叩けないから。 冬の色も探してみるよ」 「そうかい。 じゃ、気をつけてね」 「うん。ありがとう。 さようなら」 シロウサギは タヌキと別れて さらに旅を続けました。